涙の星

曲に関して言うと、ここまで、楽しかったのは楽しかったのですが、ぶっちゃけ、ちょっと微妙ではあったんですよね。最初だからとまどっていた、というのもあると思いますが。
もちろん楽しいんだけど、何か突き動かされるようなものが、心の奥底まで届くようなものが、まだなかったんです。

この涙の星を聴くまでは。。。

白いドレスに身を包んだごっちんが現れたときには、会場にどよめきが。
そして、ごっちんが歌い始めた瞬間、一瞬で水を打ったかのように静まり返る会場。
静まり返った会場にひときわ大きく響きわたるごっちんの歌声。
ごっちんの歌う声とバックで流れるピアノ伴奏以外は何も聞こえない空間。
生で聞く「涙の星」は、本当に素晴らしかった。
なにか、生きている意味を見つけたような気さえしました。
自分が今この場所に居るのは、この曲を聞くためだったんだ、と。
自分が今この場所に存在し、この瞬間を生きているのは、この曲を聴くためなんだ、と。
涙が溢れました。
ごっちんの歌声だけが、心の奥底まで響いて、そして全身を包み込んでくれました。
ステージのバックに灯った星の光がとてもきれいでした。
ただ1曲の歌に、これほど心を突き動かされ、これほど感動したのは初めてです。
この曲1曲だけを聴くためだけに、会場に足を運んだとしても、全く後悔はしない、と思います。
本当に素晴らしかった。